【土間コンクリートの失敗】勾配やひび割れなどの失敗理由とその対処方法について

皆さん、こんにちは。群馬県利根郡周辺で外溝エクステリア工事などをおこなっている株式会社天照です。


土間コンクリートは、見た目にも美しく、耐久性にも優れていることに加えて、駐車場やテラス、玄関など、さまざまな場所に施工できるため、近年人気が高まっています。


しかし、「土間コンクリートにしたら失敗してしまった」というケースも実は少なくありません。土間コンクリートは、専門の業者に依頼してもひび割れがしやすく、美しく仕上げるのには高い技術力と豊富な知識が必要な工事なのです。


ではなぜ失敗してしまうのか、今回は、土間コンクリートの失敗の原因と対処法、予防策を解説します。

土間コンクリートを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。




■土間コンクリートの失敗例①ひび割れ



土間コンクリートの失敗例としてよくあるのが、ひび割れです。専門の業者が施工しても、ひび割れはできることがあります。


土間コンクリートがひび割れてしまう原因として考えられるのが、収縮です。コンクリートは、はじめは液状になっているため、乾燥して固めることでコンクリートとして完成します。


しかし、コンクリートは乾燥する過程で収縮してしまう性質があるので、コンクリートに引っ張られてしまい、ひびが入ってしまうのです。


小さいひびであればそこまで気にすることはありませんが、見た目はあまりよくありません。何より、ひびがある事で何かと気になってしまいますよね。その他にも、地盤沈下の影響でコンクリートにひびが入ってしまうこともあります。



・対処法・予防法


ひび割れの対処法としては、補修材でひび割れを塞ぐ方法が考えられます。コンクリートのひび割れを補修するための補修材としては、ポリウレタン・シリコン系とセメントモルタル・エポキシ系の2種類があります。


どちらを使うかは好みによりますが、少しのひび割れであれば補修材があれば簡単に補修することができます。


または、ひび割れが大きかったりいくつもある場合には、解体して再施工する方法もあります。コンクリートにひび割れを作らないように、予防策としておすすめなのは、伸縮目地を入れる方法です。


コンクリートに目地を入れておくことで、ひび割れの幅を小さくできます。



・転圧とワイヤーメッシュによる予防

土間コンクリートは、地面に直接打つコンクリートです。そのため、下地がしっかりしていないと、ひび割れや沈下などのトラブルが発生しやすくなります。

その中で、砕石の転圧とワイヤーメッシュは、ひび割れを防ぐための重要な役割を果たします。


コンクリートの沈下を防ぐ方法としては、砕石を敷き詰めた際に砕石をしっかりと転圧を行うことで、砕石同士の粒子が密着し、空隙が少なくなります。空隙が少なくなることで、コンクリートの水分が下地に浸透しにくくなり、沈み防止にもなる為、ひび割れを防ぐことに繋がります。


また、コンクリートの下に網状の鉄筋であるワイヤーメッシュを入れる事が重要です。

ワイヤーメッシュとは、鉄筋を編んだ網状の材料です。


この材料をコンクリートの中に入れることで、コンクリートの強度を上げ、収縮を抑えられる為、ひび割れを防ぐことができます。


コンクリートの厚みが薄い場合は、逆にひび割れに繋がる事もあるので、使用しない事もありますが、生コンの厚みが5cm以上ある場合は、使用することをおすすめします。




■土間コンクリートの失敗例②:水たまり



土間コンクリートが失敗する原因として挙げられるのは、水たまりです。よくコンクリートで舗装した駐車場などで水たまりができていて「いやだな」と暗い気分になった経験があるのではないでしょうか。


駐車場に水たまりがあると、靴やタイヤが汚れてしまったり、歩いた時に水がはねてしまったりして嫌な気分になりますよね。


じつは、水たまりができているというのも、土間コンクリートの失敗の一つなのです。水たまりができているということは、水勾配が不十分である、もしくは平面に仕上がっていないからといった原因があります。


そのため、水たまりができているということは、排水がきちんとされていないということが考えられます。



・対処法・予防法

水たまりができてしまうことへの対処法としては、コンクリートに穴を開けて水通しする方法が挙げられます。コンクリートに穴をあけて排水を促すことで、水たまりができないようにするというものです。


もしくは、単純に溝などを作って、排水できるようにするのも良いでしょう。水たまりができないように、予防策としては設計図や施工中に、きちんと水勾配があるかを確認することが大切です。


また、目地を入れて水が流れる場所を事前に作っておくなどの対処も予防法の一つです。基本的には、水たまりができているということは排水に問題があるということなので、水の道を作ることで解決できます。




■土間コンクリートの失敗例③:色ムラ・コテ痕


土間コンクリートが失敗する原因の3つ目は、色ムラ・コテ痕です。よほど腕の良い職人が施工するのであれば問題はありませんが、技術の不足している職人に依頼しているか自分で施工する場合は、どうしても色ムラ・コテ痕ができてしまいます。


とくにコテ痕があるのは、職人の技術力が不足していて仕上げに失敗してしまっているということです。そのほか、乾燥する時に時間差ができてしまうと、色ムラの原因になります。


なぜなら、乾いている部分は白っぽく見え、乾いていない部分は黒っぽく見えてしまうからです。乾燥するときの時間差だけでなく、雨の日や気温が低すぎるときに土間コンクリートの作業を行うと、色ムラができやすくなるため、注意が必要です。



・対処法・予防法

色ムラやコテ痕の対処法として挙げられるのは、塗料を全体に均一に塗ることです。コンクリート用の塗料が販売されているので、色ムラが気になる場合は、試してみましょう。


どれだけ腕の良い職人が施工しても色ムラを完全になくすことはできないため、少しでも目立たないようにすることをおすすめします。


また、表面仕上げ材を使用するときれいになる可能性があるため、塗料を塗るのが嫌という人はこちらも試してみると良いでしょう。


色ムラの予防法としては、天候が悪い日には作業をしないという点です。雨や湿気で、色ムラができてしまう可能性が高いからです。


また、真冬の気温が低くなりすぎる時期もやめておきましょう。その他、信頼できる確かな技術を持った職人に依頼することで、失敗を避けることができます。



・信頼できる業者の選び方

信頼できる業者の選び方は、まずはホームページを確認してみてください。施工事例などから実績が豊富などといったことがチェックできるため、ホームページを見ると信頼できるかどうかがある程度わかります。


また、口コミや評判も確認しておくと良いでしょう。インターネットで調べることで口コミや評判がわかるので、依頼する前に確認しておくことが大切です。




■失敗を回避のコツは信頼できる施工業者を選ぶ


土間コンクリートの失敗を回避するコツは、信頼できる施工業者を選ぶことです。土間コンクリートの施工は、経験と技術が必要な作業です。

施工業者の経験や技術が不足していると、上述した失敗につながる可能性は高まります。


また、土間コンクリートの施工は、ホームセンターや工務店、ハウスメーカーなどでも請け負っていますが、実際に施工するのは外構の専門業者であることがほとんどです。

つまり、ホームセンターや工務店、ハウスメーカーを通すことで中間マージンがかかり、余分な費用がかかる上に、施工業者にも当たりはずれがあると言えます。


実際に施工を担当する外構業者に直接依頼する事で、工事の意思疎通もスムーズに行えるので失敗を更に回避できる上に、中間業者を通さない分、余計なマージンがかかることがありません。


そのため、安いコストで依頼できるでしょう。

また、技術に富んだ外構専門の業者は、土間コンクリートに関する知識があり、経験も豊富です。したがって美しい仕上がりにできる可能性がぐんと高まりますよ。

土間コンクリートを依頼する際は、必ずHPなどを見て実績のある業者を選びましょう。



株式会社天照は群馬県を中心に、関東エリアの工事も対応いたします。

特に軽井沢での施工実績には定評があり、設計から施工まで一貫対応。とかく高いと言われる地元の業者とは異なり、適正価格でお客さまのご要望にしっかりお応えします。


天照の拠点がある群馬県北部は、夏は涼しく、冬は寒さが厳しい気候です。豪雪地帯に指定されているエリアもあり、軽井沢と傾向が似ているので、豊富な経験に基づき、通年のメンテナンス性を考えた堅実で美しいエクステリアをご提案いたします。


土間コンクリートやエクステリアはもちろんのこと、別荘のリフォームや新築、お庭のメンテナンスなど幅広く対応していますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。


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