目隠しフェンスの高さはどう決める?失敗しない目的別の最適な選び方を解説

皆さん、こんにちは。群馬県利根郡を拠点に外構・エクステリア工事を手がける株式会社天照です。


家族でゆっくり食事を楽しんだり、リビングでテレビを観ながらくつろいだりと、充実したお家時間を過ごしているときに、ふと外からの視線が気になってしまったことはありませんか?


家の中でのプライベートな時間は、周囲の目を気にせずに、リラックスして過ごしたいですよね。


今回はそんなプライベートな空間を守るための、目隠しフェンスの高さを選ぶポイントをご紹介します。目的別の決め方についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。




■目隠しフェンスの高さを決める前のポイントは?


目隠しフェンスは設置する目的や場所によって、適する高さも異なります。ここでは目隠しフェンスの高さを決める前におさえておきたいポイントについて解説します。



・設置する目的を明確にしてから計画する

目隠しフェンスの設置を計画する際には、必ず設置する目的を明確にしておきましょう。「なんとなく、目隠しフェンスはあったほうがいいかな」という曖昧な理由では、設置した後に「フェンスが高すぎて圧迫感がある」「フェンスの高さが目線より低くて通行人の視線がリビングに届いてしまう」など、不都合に感じる点が出てくる恐れがあります。


「リビングでくつろぐ時間を大切にしたいから、家の前の道路を歩く人の視線を遮りたい」「干している洗濯物が隣家から見えないようにしたい」など、どのような目的で目隠しフェンスを設置したいのかを考えておきましょう。



・敷地の状況に合わせて考える

目隠しフェンスは設置する敷地の高低差などの状況によって、必要な高さが異なります。例えば周囲の道路や隣家よりも少し高い位置に家がある場合、あまり高いフェンスでなくとも十分に外からの視線を遮ることが可能なケースもあります。


逆に、周囲の道路や隣家よりも少し低い位置に家がある場合は、一般的なものよりも高さのあるフェンスでないと目隠しとして十分に機能しないかもしれません。傾斜や段差のある立地の場合は、周囲との高低差を考慮して考えるとよいでしょう。



・居住地域の条例を確認する

目隠しフェンスの設置を検討する際には、居住地域に外構工事に関連する条例があるかどうかを確認しておきましょう。


例えば長野県の軽井沢町には、地域の特性を生かした景観育成のために「軽井沢町景観育成基準ガイドライン」というものがあります。建築物の場合は床面積の合計が20㎡を超える際には届け出が必要となり、フェンスを設置する際にも高さや色について配慮が必要です。


都市地域については、「高さは周囲のまち並みとしての連続性に配慮するとともに、圧迫感を生じないよう努めること」「建築物等の外観は、表面に着色していない自然素材、金属板、スレートなどの素材色を除き、彩度4以下を基調とし、周辺の建築物等と調和した色調とすること」とされています。




■目隠しフェンスの高さを決める目安は?


建築基準法施行令「第4節の2 補強コンクリートブロック造 第62条の8」において、「ブロック+フェンス」の高さは2.2mまでと定められています。これから目隠しフェンスを設置する際には、2.2mを超えないように高さを決めていきましょう。


また、目隠しフェンスは設置目的によって適切な高さが異なります。ここでは目的に応じた高さの目安をご紹介します。



・プライバシーを守る目的の場合

周囲からの視線を遮るための目隠しフェンスは、地面から180~200cm程度にするのが一般的です。成人男性が立った状態の視線も遮ることが可能な高さであるため、ほとんどの場合は十分な高さであるといえるでしょう。


プライバシーを守りたいからといってあまり高くしすぎると、圧迫感が強くなったり、日差しを遮ったりしてしまう恐れがあります。また、表面積が増えると風の影響を受けやすくなるため、土台もかなりの強度が必要になるため注意が必要です。



・防犯が目的の場合

防犯が目的の場合は、地面から150cm以下の高さにするのが一般的です。フェンスが高すぎると、敷地内のほとんどが周囲から死角になって見えなくなるため、異常があっても外からは気づきにくくなってしまいます。


周囲から見えにくいほうが犯人にとって都合が良いため、フェンスが高すぎると狙われやすくなってしまうかもしれません。防犯のためのフェンスは、敷地内の様子がある程度わかるように150cm以下のものを選ぶとよいでしょう。

関連記事:プライバシーを守り防犯面でも役に立つ目隠しフェンス




■場所別目隠しフェンスの高さ


目隠しフェンスは、視線を遮りたい場所によっても適切な高さが異なります。ここでは場所別の目隠しフェンスの高さの目安や選び方のポイントをご紹介します。



・人通りの多い道路に面した目隠しフェンス

人通りの多い道路に面した場所の目隠しフェンスは、敷地内の高さよりも、道路からの高さを意識したほうが失敗しにくくなります。敷地内と周囲の道路に高低差がある場合、同じ180cmのフェンスでも見え方は異なります。あくまでも道路に立つ人の目線から敷地内がどのように見えるかが大切なので、道路の高さを意識してフェンスの高さを決めましょう。



・隣家とのプライバシーを守る目隠しフェンス

隣家との境界面は、多段タイプのフェンスがおすすめです。上段には目隠しフェンスを施工し、視線を遮る必要のない下段にはフェンスをつけないタイプにすることで、コストを抑えながらプライバシーも守れます。ただし、あまり高いフェンスにすると隣家への日差しを遮ることになるため、必要最低限の高さにしておくのがよいでしょう。



・リビングを隠す目隠しフェンス

敷地の外からリビングを見たときに、くつろいでいる姿が見えないような高さを検討することが大切です。住宅の床は地面より50~60cm高くなっているのが一般的なので、リビングの椅子やソファに座っているときの高さまで遮れればいいのか、立っているときの高さまで遮りたいかによって、必要なフェンスの高さも異なります。外からの見え方を十分に考慮して高さを決めましょう。



・バスルームやトイレの目隠しフェンス

バスルームやトイレの窓は半透明のガラスの場合が多く、昼間は中の様子はほとんどわかりません。しかし、夜は照明でシルエットが見えてしまうこともあるため、窓枠と同じくらいの高さのフェンスにしておくと安心です。湿気に強い素材や、風通しのいいタイプのものを選びましょう。



株式会社天照は群馬県を中心に、関東エリアの工事も対応いたします。


特に軽井沢での施工実績には定評があり、設計から施工まで一貫対応。とかく高いと言われる地元の業者とは異なり、適正価格でお客さまのご要望にしっかりお応えします。



軽井沢で外構工事を行う場合は、長野県景観条例に基づいて、工作物の新築、増築、改築、移転、外観変更などの行為について、事前に届出が必要です。外構フェンスに関しても、高さや色などの規制は軽井沢町景観育成基準ガイドラインによって定められています。


軽井沢の外構・エクステリアに関して分からない事がございましたら、ぜひ弊社へお気軽にご相談ください。ガイドラインに沿って、お客様のご希望に合わせた最適なご提案をさせていただきます。


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