群馬県北部だからこそ考えたい外構のポイントとは?

外構やエクステリアのデザインを考える時、雑誌を参照されたり、インターネットで検索する方も多いことかと思います。ただし素敵だからといって、見た目だけで考えるのはおすすめできません。

というのも外構やエクステリアには、土地の気候風土に合った性能や機能が求められるからです。


いくら気に入ったデザインの外構にしても、その土地の気候に合わなければ、暮らしにくくて結局は後悔することになってしまいます。

今回は、群馬県北部だからこそ考えたい、外構・エクステリアのポイントを紹介します。




■群馬の外構デザインを冬を尊ぶべし!


群馬県北部は、夏は比較的涼しいものの、冬は日本海からの雪雲の影響で雪も多く、なかには豪雪地帯に指定されている地域も。したがって北部では毎年冬になると、玄関やカーポートまわりの除雪作業や、車の雪下ろしなどが必要になります。


以前のブログでもご紹介したように、アプローチが凍結した場合に備えた素材選びは必須(https://www.tensho-co-ltd.com/blog/exterior/135877)。ただ、それ以外にも厳しい冬を暮らしやすくできる外構・エクステリアの工夫があります。




■風除室(玄関フード)を設置して玄関を守る


参考:リクシル


雪が降り積もると玄関前のドアが開かず、困った経験はありませんか?

こうしたトラブルに有効なのが、風除室です。これは玄関前に設けるガラス張りの小さな部屋のこと。透明でコンパクトなので、圧迫感がありません。


こうしたスペースは家の内外の境のワンクッションとなって、玄関に冷気が入り込むのを防ぎ、室内の断熱性を高めます。さらに玄関を雪から守ってくれるので、出入りの不自由さから解放されます。


また、みぞれや雪解けの時は靴底が汚れがちですが風除室があれば、玄関に入る前に汚れを落とせて家に汚れを持ち込みません。冬だけでなく、泥んこで帰ってくる小さなお子さんや部活に励む学生さん、アウトドア好きのご一家にとっては通年を通して有効です。ペットのお散歩の後、汚れた足をここで洗うという方もいらっしゃいますよ。




■愛車の安全のために耐雪カーポートを



冬季の車対策といえばカーポート。もちろんガレージでもよいですが、以前にもご紹介したように(https://www.tensho-co-ltd.com/blog/car/135263)ガレージだと固定資産税がかかってしまい、毎年の維持費がかかってしまいます。


その点カーポートはリーズナブル。ただし群馬県北部なら、積雪の重みに耐えられる「耐雪カーポート」に。雪の重みというものはあなどれず、たとえばカーポートの上に30センチの雪が積もったとすると、ふかふかの新雪でも重みはなんと、約1.2トン。さらに積雪で雪が圧縮された締雪なら約2トン、一度解けた雪が再度固まって細かい氷の粒になる粗目雪なら、約2.8トンにも達するのです。


耐雪と聞くと頑丈で無骨なタイプを想像されるかもしれませんが、いまは素材の性能も上がっているので、デザイン性にすぐれたさまざまな製品が登場していますよ。




■何かとお役立ちなサンルーム



サンルームと聞くと、暖かい地域の専売特許では?と思われたら、それは大間違い。寒いエリアこそサンルームが必要です。ガラス張りのサンルームは、冬は寒いと思われるかもしれませんが、現在は断熱性能の高いガラスが採用されており寒さ対策は万全。


リビング前面につくれば風除室と同様に、家の内外の境となって働いてくれるだけでなく、晴天の日にはぽかぽかと過ごしやすい癒やしのスペースになり、ご家族の団らんにもぴったりです。


家事ラクにもお役立ちで、洗濯物の外干しがしづらい冬でも、ここなら室内干しをすることができます。もちろん洗濯乾燥機を使うのも一つの手ですが、電気代もかかるし、セーターなどの冬物は乾燥機にかけると縮んでしまいますよね。天候にかかわらず室内干しができるのはほんとうに便利。洗濯が夜になりがちな共働きのご家庭や、花粉症に悩まれている方は通年、重宝しますよ。



■冬の暮らしを外構で快適に! 天照にお任せください!


天照は、カーポートやサンルーム、風除室の設置をはじめ、冬の暮らしを快適にするエクステリア工事の実績が豊富。地元の気候風土を知り抜いており、お客さまに寄り添うご提案が可能です。外構・エクステリアで気になることがあったり、もっと暮らしを快適にしたいとお考えでしたら、どうぞお気軽にご相談くださいね。