皆さん、こんにちは。群馬県利根郡を拠点に外構・エクステリア工事を手がける株式会社天照です。
梅雨時にイヤなのが、せっかく車で雨に濡れずに帰宅したのに、駐車スペースから玄関までの短い距離で雨にあたってしまうこと。また足元がすべりやすく転倒の危険があるなど悩みのタネは尽きません。
かつて梅雨といえば雨がしとしと降り続くイメージでしたが、最近は地球温暖化の影響で線状降水帯が発生しやすくなり、人命を脅かすような大雨に見舞われることも多くなってきました。したがって雨が降ると玄関まわりが水浸しに、という事態にもなりかねません。
今回はこうしたイヤなトラブルを避け、梅雨を快適に過ごすための玄関アプローチの雨対策をご紹介します!
■玄関アプローチの基本をおさらい!
玄関アプローチとは、家の門から玄関に入るまでの通路のこと。
家族が日常的に使うことはもちろん、お客さまや宅配便の業者などの使用頻度が高いのも特徴です。
訪れる人にとってはまず目に入る場所ですので、玄関アプローチはけっしておろそかにはできません。きちんとした家、あるいはおしゃれな家というイメージをもたらす意味でも、玄関アプローチは大きな役割を果たすのです。
■アプローチの見た目にだけにこだわるのは注意!
見栄えやデザインだけにこだわって玄関アプローチをつくってしまうと、冒頭でご紹介したように玄関に雨が降り込んできたり、水たまりができてしまうということも。
玄関アプローチは家族だけでなく不特定多数の第三者に使われることも想定して、使い勝手を考慮することも必要です。お客さまやご両親を招いたのに、玄関アプローチで転倒して骨折……という事態になってはおおごとですよね。
したがって玄関アプローチは、美観はキープしつつ、機能性も備えた素材や仕様を選ぶ必要があるのです。
■梅雨に備えてアプローチにどんな対策を施すべき?
雨対策として有効なのは、屋根付きのアプローチテラスやポーチを設けること。
ルーバー風にして玄関まわりを囲うようにすれば、プライバシーも守れます。
また透明なポリカーボネートを使えば、どんよりした梅雨のあいだでも屋根の存在によって影が落ちることがないので玄関まわりが暗くなることがありません。さらに紫外線カット効果も期待できて一石二鳥です。
屋根を支えるフレームも、シンプルでスタイリッシュな金属調のものから、ぬくもりを感じさせる木目調のものまでと多彩な種類が登場しています。
ちなみにアプローチ部分に屋根をかけると、家の表情がより立体的に見えるというメリットも。濡れないという機能性だけでなく、デザイン面でも玄関まわりをワンランクアップさせるのもいいですね。
アプローチは、土をむきだしにせず舗装するのがマスト!
土がむきだしのままでは雨が降ると泥が跳ね、靴や服の裾が汚れて不衛生です。
その際は、水はけが良く、水たまりができるのを防げる素材を選びましょう。
ただし素材によっては水はけ効果は高くても、濡れるとすべりやすくなるものもあるので、安全性も重視して選びましょう。
■水たまりができにくく、かつすべりにくい舗装材とは?
では、舗装におすすめの素材にはどのようなものがあるのでしょう?
まず一つは「天然石」。
石とひと口に言ってもさまざまな産地がありますが、雨の日のことを考えると、表面にわずかな凹凸があるタイプのほうが平滑な石よりも安全です。石肌に凹凸があると、玄関アプローチが無味乾燥になるのも防いでくるというメリットも。
ダークな色味を使えば重厚感のあるアプローチに、またお隣の栃木県が産地の大谷石のような明るめの石なら、さわやかなアプローチを演出できます。
「インターロッキング」もおすすめの素材の一つです。
これはコンクリートでできたブロックに吸水性を持たせた舗装材で、レンガのようにピースを組み合わせて敷き詰めます。
強度があり、水はけがよいという特徴に加え、色のバリエーションやサイズ、表面の風合いもさまざま。組み合わせ次第で個性あるデザインにもできれば、落ち着きある表情に仕上げることが可能です。
公園や歩道のような、子どもからお年寄りまで大勢の人々が行き交う公共空間でも用いられていることから、安全面で信頼のおける素材であることがうかがえるでしょう。
コンクリートやモルタルなどといっしょに砂利を埋め込んだ「洗い出し」も、梅雨対策の定番。コンクリートが完全に乾く前に、水で表面を洗い流すことで、埋め込まれた砂利を浮き立たせます。
このように砂利によって細やかな凹凸ができることから、濡れてもすべりにくいアプローチ材として、伝統的に多用されています。
和風住宅で使われることが多いイメージがありますが、砂利の大きさや形状によっては、モダンな家にもマッチします。
■梅雨対策を考慮したアプローチで1年中快適に!
とりわけインターロッキングと洗い出しは、プロの施工技術が問われる素材。インターロッキングは、ブロックの敷き詰め方はもちろん、下地のつくり方が歩きやすさを左右します。洗い出しも歩きやすく、かつすべりにくい凹凸のさじ加減は職人の腕次第。
こうした素材に加えてさらに安全性を高めたいのなら、人感センサーやタイマーで自動点灯するライトをアプローチに設置するのもおすすめです。
夜間に帰宅してまわりは見えない、足元は濡れている、と悪条件が重なるのは避けたいもの。自動点灯照明は足元を明るく照らして転倒を防ぐだけでなく、防犯対策としても有効です。
■ガーデンライトでさらに高級感UP
今回は梅雨対策に有効なアプローチづくりをご紹介しましたが、めざすべきはどんな天候でも不便さを感じさせないこと。
梅雨時に安全で快適なアプローチなら、冬になって雪の影響を受けにくく安心です。
見た目にも機能的にも快適な玄関アプローチは、素材の組み合わせやデザインの選び方に左右されますので、地域密着型のエクステリアのプロに依頼するのが確実。
天照は群馬県を中心にエクステリア工事を手がけており、各地の気候に合わせたエクステリア・デザインが可能です。
玄関アプローチにはじまり家全体のエクステリアまで、ご予算やご希望にあわせて柔軟に対応しております。外構・エクステリアに関して気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。