ウッドデッキは屋根付きがオススメ?後付けのメリット・デメリットや費用についてもご紹介  

ウッドデッキで過ごすのが心地いい季節がやってきました。

一方で紫外線がぐっと増えるのは悩ましいところ。またこの時期の軽井沢は実に気まぐれで、空模様は問題ないのに洗濯物をデッキに外干しして出かけたら、雨に降られてしまって……ということもしょっちゅうです。

そんな時にあると便利なのが、ウッドデッキの屋根。後付けでも取り付けは可能なのか? 素材やデザインにはどんなタイプがあるのか? 今回はウッドデッキの屋根について、エクステリアのプロがご紹介します。




■屋根付きのウッドデッキにリフォームするのはオススメ?

ウッドデッキに屋根をつける最大のメリットは、雨や強い日差し・紫外線を遮ること。日焼けの心配をせずに家族と心置きなく団らんできます。

暑い盛りには日射を遮り、室内にいても窓から入ってくる熱気をやわらげることができるので、クーラーを有効に使えます。省エネは電気代の削減にもつながるので、お財布にも優しい相乗効果があります。


そして夏場は厳しい日差しを遮ってくれるだけでなく、雨の日に洗濯物を干すうえでも大助かり。外干しする洗濯物や庭先の荷物を、雨や鳥のフンから守ることができます。


寒い時期への備えも万全です。雪よけになるだけでなく、寒い時期に雨が降った時のデッキの凍結防止にも効果的です。メンテナンス面でも屋根をつけておくメリットは大きいと言えるでしょう。


さらにウッドデッキに屋根がなく野ざらしの状態ですと、美観的に褒められたものではありませんが、屋根を設ければデザイン的にもグレードの高い印象をもたらすことができます。さらに室内の目隠しとなり、プライバシーも確保できます。




■屋根がついたことによるデメリットはある?



考え方によっては、屋根が付いたことで生じるデメリットもあります。


まずは、開放感が損なわれてしまう可能性があること。

屋根を取り付けることで、従来の開放感がなくなった、あるいはデッキ空間が狭くなったと感じることがないよう、屋根の素材やサイズは入念に検討を。


また、夏の日差しや紫外線を防いでくれる一方、冬の日差しが少なくなってしまう可能性も。デッキが冬の日差しを遮りすぎないか、軽井沢の気候に詳しいエクステリアのプロに相談してみるとよいでしょう。


そしてウッドデッキには強風を遮るための壁がないので、台風などの強風対策を考慮する必要があります。大雪が積もった時は、雪の自重で屋根がダメージを受けてしまう可能性も。取り付けは、軽井沢、あるいは同じ気候条件での施工実績の多いエクステリア業者に依頼しましょう。




■ウッドデッキの屋根、どの種類を選ぶ?



ウッドデッキの屋根の種類はさまざまで、デザインの違いや耐久性・透過性、価格などさまざまな決め手があります。代表的な屋根の素材を紹介します。



・ポリカーボネート

強度が高く加工しやすいプラスチックの一種で、フラットな平板タイプと、波型の凹凸がついた波板、2種類があります。

透明、あるいは半透明なので光を遮る効果は高くありませんが、最近は遮熱効果をもつタイプも登場しています。下から見上げると屋根の汚れも見えてしまうため、清掃は定期的に行ったほうがよいでしょう。



・オーニング

可動式テントのことで、天候や季節に合わせて広げたり閉じたりすることができます。

遮熱性にも優れていますが、一般的に大きなサイズが少ないので、ウッドデッキに適した寸法かどうか購入前に確認を。また生地は基本的にテントと同じなので、毎日紫外線に晒されていると劣化してしまう可能性もあります。



・サンシェード

日差しをブロックする専用の布のことで、柱やフックを利用してデッキ上に張ります。

風通しが良く、適度な明るさを保ち、紫外線カット効果も高いのが特徴。交換・模様替えもかんたんに楽しめます。機能性が高い分、お値段はやや高めな傾向が。



・パーゴラ

パーゴラとは、つる性の植物をからませる棚のこと。木製ですが、腐食しにくい加工が施されています。ここにつるを這わせて葉を茂らせることで、緑の屋根となるわけです。花を愛でるだけでなく収穫を楽しめるのも魅力。冬に落葉するタイプの植物にすると、日差しを取り込むことができます。ただし雨よけとしての効果は弱いことは心得ておきましょう。




■屋根の後付けリフォームで注意すべき点は?

屋根を後付けにする場合、素材や付け方によっては取り外しができない場合もあります。付けた後のことを、きちんとイメージすることが必要です。


まずはサイズ。大きすぎると日当たりが悪くなってしまうので、暑い時期だけでなく日差しの少ない冬も考慮するとよいでしょう。

洗濯物をウッドデッキで干すかどうかも、大切なポイント。ふだんからウッドデッキで洗濯物を天日干ししている場合、やや日差しが当たりにくくなるので、曇りの日は室内干しに切り替えるなど、具体的にイメージを。

そして屋根を付けることにより外観のイメージも大きく変わることになるので、デザインとのバランスも考慮して、素材や形、大きさを選びましょう。




■ウッドデッキの屋根のリフォーム相場はどれくらい?



ウッドデッキに屋根を付けるリフォーム費用の相場は、屋根本体の価格が約10〜50万円。

さらに基礎工事、屋根取り付け工事、防水加工工事で5〜10万円ほどかかります。

あくまで相場であり、屋根の素材や広さ、工事内容の難易度で変わってきます。

ただし通常の工事に比べれば比較的リーズナブル。工事日数も3日から1週間程度で、生活に支障なくリフォームすることが可能です。


天照が拠点とする群馬県利根郡みなかみ町は軽井沢に近く、夏涼しく冬が厳しい気候も同じです。したがって豊富な実績を活かして、軽井沢の四季に合った美観とメンテナンス性を兼ね備えたエクステリアの提案が得意です。


軽井沢での施工実績にも定評があり、設計から施工まで一貫対応。金額が高いと言われる地元の業者とは異なり、適正価格でお客さまのご要望にしっかりお応えします。

エクステリアはもちろんのこと、別荘のリフォームや新築、お庭のメンテナンスなど幅広く対応していますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。