せっかく軽井沢にいるのだから、もっと開放的な暮らしがしたい……とお考えの方にぴったりなのが、サンルームです。
新築時にサンルームをつくっていなくても、後付けできるので大丈夫!
ただし設置するのなら、メリット・デメリットをきちんと理解して検討したいですよね。
今回はサンルームの設置で後悔しないため、知っておきたいポイントを紹介します。
■サンルームってどんなもの?何ができるの?
サンルームとは、太陽の光をたっぷり屋内に取り込むためのもの。屋根や壁をガラス張りにした部屋のようなもので、一般的にはリビング・ダイニングと庭のあいだに設置されます。
透明の屋根・壁があることで、雨や花粉はシャットアウトしてガラス越しに景色を楽しめるという、半分室内・半分屋外のような空間です。
サンルームがあると開放感と自然に包まれながら素敵な時間を過ごすことができて、軽井沢ライフにはぴったりです。
■サンルームはリフォームで後付けできる?
結論から言うと、サンルームは後付けが可能です。ただしいくつかの条件があることは、知っておきましょう。
まずはサンルームを設置する外壁の素材について。
設置の際は外壁に穴を開けてネジで固定する必要があるので、素材によっては耐久性が足らずに不向きという場合もあります。一般的にはガルバリウムやタイルの外壁は、取り付けにくい傾向が。
外壁に対して保証を付けている場合、穴を開けてネジを取り付けることで保証が効かなくなる場合もあるので、保証条件をチェックしておきましょう。
最近は、穴を空けなくても設置できるタイプも登場していますよ。
建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)についても確認を。
建築基準法上、建ぺい率を超える増築はできません。特に軽井沢は景観条例で建ぺい率が低めなので、注意しましょう。
▼軽井沢で念願の別荘を!ただし建築の際には条例に注意が必要?
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■サンルームのメリットはこんなにある!豊かな時間が過ごせて家事ラクも実現
では、実際にサンルームのメリットを見ていきましょう。
サンルームは軽井沢暮らしにとって、うれしいことがたくさんあります。
・開放的でリラックスできる空間になる
サンルームはガラス張りなので見晴らしが良く、開放的でリラックスした気分を味わえるのが魅力。リビング・ダイニングとサンルームが一体になった光に満ちた大空間をつくることができます。
テーブルや椅子を置けば、第二のリビングとして活躍。木漏れ日を浴びながら朝食をとったり、ブランチを楽しんだり。沈む夕日を見ながらお酒を嗜むのも素敵ですよね。
ちなみに床の素材をリビングとサンルームでそろえると、リビングの床が延びていくような広々した感覚を味わえますよ。
・断熱性がアップできる
断熱リフォームの手法として、二重窓を採用するなど外気と内気の隔たりをつくることで、断熱性を高めるやり方があります。
サンルームはいわば、その外気と内気の隔たりのような空間。サンルームがあることで、リビングの断熱性がアップします。
・ガーデニングが楽しめる
サンルームを断熱性の高いタイプにすれば、冬は温室のように機能します。
冬が厳しい軽井沢では、プランターや鉢植えなどを寒さから守り、越冬させるのにうってつけ。ガーデニングを意識するのなら、床材は水に強く、土などの汚れも掃除しやすい素材にすると良いでしょう。
・子どもやペットの遊び場になる
日がさんさんと差し込むサンルームは、お子さんが遊んだりペットがまどろんだりするのにぴったり。雨の日でも家の中に閉じ込められている……という感覚がせず、ストレスがたまりません。
・雨天や花粉がひどい日でも洗濯物を干せる
ガラスで守られているので、天候や花粉に左右されずに洗濯物を干すことができ、家事ラクにもお役立ち。ただし換気のことは留意しましょう。窓を閉めたまま室内干しをすると生乾きになりやすいので、窓から室内に風を取り入れたり、扇風機を使うなど工夫すると良いですよ。
■デメリットがあることも知っておきましょう!
サンルームの後付けリフォームで後悔しないためにも、注意しておきたいポイントを知っておきましょう。
・防水コーキングとメンテナンスが必要
サンルームは外壁にネジなどで部材を固定します。そのまわりを防水コーキングで処理しておかないと、雨や害虫が壁の中に侵入してしまうことも。
一般的によく使われるゴム製のコーキングは耐用年数が5年ほどなので、5年に1度は交換あるいは点検するのがおすすめです。
・固定資産税が増える
サンルームを後付けで設置した場合、延べ床面積が増えることになるので建物変更登記が必要になります。
また「屋根があり、3方向が壁で囲まれている」という固定資産税の対象条件を満たすので、サンルームの床面積分、固定資産税が増えることになります。
約6畳のサンルームなら、増税額は1万5000円〜2万円程度。負担になる金額ではありませんが、意外と気づかない方が多いので、知っておくに越したことはありません。
・暑さ・寒さ対策が必要
サンルームは光がふんだんに入る空間ですが、ガラスで覆われているだけに、夏は暑く冬は寒くなりやすい傾向も。ペアガラスや二重サッシを用いた断熱・気密性のタイプを採用すると良いでしょう。
屋根に日除けのシェードを設けたり、カーテンやブラインドを取り付けて、直射日光や寒さを遮るのも効果的です。
■サンルームのタイプはさまざま!自分にあったものでより快適に!
後付けでうまくサンルームがわが家にフィットするの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たとえば設置したいサンルームが、既存のテラスやデッキよりもはみ出してしまうというのは、よくあるケース。テラスやデッキを延長したり、サンルームの下枠を受ける土台をつくることで、問題なく設置できます。
リビングとひと続き使えるようにサンルームを後付けしたい、という場合は、庭との段差ができてしまうのがネック。サンルームに庭へ降りる数ステップの階段を取り付ければ、気軽に出やすくなりますよ。
取り付けたい場所の上にベランダが張り出していて、サンルームの屋根との兼ね合いが心配、ということも。エクステリアのプロならさまざまな工夫で調整できますので、ご安心ください。
天照が拠点とする群馬県利根郡みなかみ町は軽井沢に近く、夏涼しく冬が厳しい気候も同じ。したがって豊富な実績を活かして、軽井沢の四季に合った美観とメンテナンス性を兼ね備えたエクステリアの提案が得意です。
軽井沢での施工実績にも定評があり、設計から施工まで一貫対応。金額が高いと言われる地元の業者とは異なり、適正価格でお客さまのご要望にしっかりお応えします。
エクステリアはもちろんのこと、別荘のリフォームや新築、お庭のメンテナンスなど幅広く対応していますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。
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