【クローズ外構の基礎知識】メリットに加え、後悔する前に知りたいデメリットまで徹底解説!

クローズ外構、オープン外構、どちらが良いの?


SNSではさまざまな意見が飛び交っていて、はたしてどちらを選べばよいのか、判断するのが難しいですよね。


結論としては、どちらにもメリット・デメリットがあり、住む人の価値観次第……とも言えます。


敷地環境や住まいの配置はもちろん、「家の佇まい」「防犯性や安全性」「庭でどのように過ごしたいか」という考え方に沿って、決めるとよいでしょう。


今回は、クローズ外構の基本的なつくり方や、メリット・デメリットを紹介。

外構デザインを決めるうえで、参考にしてみてください。




■クローズ外構を取り入れると得られる4つのメリット


クローズ外構とは、フェンスやブロック塀などで敷地の内外を明確に分けて、外からの視界を遮るタイプの外構のこと。


メリットとしては、以下の5つが挙げられます。



・プライバシーが確保できる

家のまわりをフェンスや塀で囲うので、プライバシーは抜群。


外の視線を気にすることなく、庭や屋内でのびのびと過ごしやすくなります。



・敷地境界を明確化できる

フェンスや塀で囲うことで、ここからはわが家の敷地……と外部に対して明確に示すことができます。


境界が中途半端に示していると、敷地前や敷地内を歩道と勘違いされて、立ち話をされたり、不審者が入りやすくなる可能性も。


敷地境界を明確にすることで、こうした事態を防ぎやすくなります。



・ペットや子どもの飛び出しを防止できる

家の周りをぐるりと囲んでいることで、うっかり幼いお子さんやペットが外に飛び出そうとしても、塀やフェンス、門扉が守ってくれます。


ちょっと目を離したすきに……というリスクを低減できる安心感があります。



・デザインの自由度があがる

さまざまなデザイン・色・質感の建材により、外構デザインにこだわることができます。


外から見た時に他人に素敵、と思われる家にしたいけれども、クローズ外構だと家が見えにくいから張り合いがない、と思われている方がいらしたら、それは大間違い。


クローズ外構をラグジュアリーに仕上げることで、住まいの風格を出すことができるのです。


自分らしい家を建てたい、と考える方にとって、外構でも個性やこだわりを表現できるクローズ外構はうってつけです。




■後悔する前に知っておきたいクローズ外構のデメリット


このようにクローズ外構には、安全性や美観の面でさまざまなメリットがありますが、施工した後で後悔しないように、デメリットも知っておきましょう。



・オープン外構に比べてコストが高くなる

クローズ外構は敷地をフェンスは塀で囲ったり、門扉を取り付けるため、必然的にオープン外構に比べて、エクステリアの要素や面積が多くなります。


したがってその分、コストがかかる傾向があります。


ただ、素材の選び方でコストダウンは可能なので、気になるようならプロに相談してみましょう。


素材を選ぶ際は、初期費用だけでなくメンテナンス費用のことも含めて、トータルでコストを考えてみるとよいですよ。



・土地が狭いと閉鎖的な印象になることも

コンパクトな敷地でクローズ外構にすると、敷地周辺を囲うため、閉鎖的な印象になってしまう可能性もあります。


広い敷地ならクローズ外構にすると風格がある、と見なされるところ、狭い敷地の場合は、圧迫感を与えてしまう場合も。


また小さな土地で、ブロック塀やコンクリート塀のように光を通さない遮蔽物を高く設けると、影ができたり風が抜けずに、玄関先がジメジメした雰囲気になってしまいます。


まず圧迫感については、デザインで解消することができます。

たとえば家となじむようなデザインにすると、家と外構が一体的になるので、効果的です。

素材についても、たとえばコンクリート塀を採用する場合なら、昔ながらのモダンな型枠模様にすると、塀の表情がフラットになりません。


風通しや影ができることが心配なら、一部、ルーバーを使うなどして、風と光を取り入れてみましょう。



・防犯面での不安

クローズ外構は近隣からの視線を防げる分、いったん侵入されたら、敷地内で何をされているか、わかりません。


そのような意味では、防犯面での不安があると言えます。


そのため、敷地内のエクステリアは、侵入者が隠れることができないように配慮しておくとよいでしょう。


監視カメラは、第三者から見ても存在がわかりやすい位置に取り付けると、それだけで抑止力になります。


夜間に、人の熱に反応して自動点灯する、センサー照明も不審者を防ぐ効果が期待できます。




■結局クローズ外構はどんな人におすすめ?



クローズ外構のメリット・デメリットをご紹介しましたが、いかがでしたか?


クローズ外構にはデメリットもありますが、デザインや防犯の工夫で解消することが可能です。


したがって、


・プライバシーを確保したい人

・小さな子どもやペットの様子が気にかかる人

・デザインにこだわりたい人


……には、クローズ外構が向いていると言えるでしょう。


また、プライバシーを確保するということは、静かに屋内で過ごすだけではありません。


庭でBBQをしたり、ガーデニングを楽しんだり。


サンルームやテラスで読書やランチ、ティータムを満喫するなど、庭でのアクティビティを思い切り楽しみたい、という人にもクローズ外構はうってつけ。


もしクローズ外構でないと、庭で団らんしている様子が、すべて道路から丸見えになってしまいますよね。



ところでやっぱり気になってしまう防犯面ですが、敷地内で不審者が隠れる場所をつくらないことはもちろん、窓もポイントとなります。


というのも、住まいへの侵入盗の侵入経路は、約5割強が窓からというデータが出ているのです。


さらに侵入に5分以上要すると、侵入をあきらめる確率が高くなるというデータも。


警察庁 住まいる防犯110番

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_e_2.html


物理的に侵入しにくくするだけではなく、侵入をためらわせるような見た目にする窓辺対策も大切です。


クレセント錠やサムターンなど、こじ開ける部位が見えないような窓も、抑止効果が期待されます。


また軽井沢のような寒さが厳しい土地では、窓の断熱性も重要です。


外構リフォームと合わせて、断熱性と防犯性を兼ね備えた窓にリフォームしたい……という方も、どうぞご相談くださいね。


軽井沢でクローズ外構をお考えなら、天照にお任せください!

天照は軽井沢を中心に、群馬県など周辺地域も含めて外構工事を専門に行っている会社です。


これまでに、多くのお客様のクローズ外構を施工させていただいており、そのノウハウと実績には自信があります。


一般よりも高いと言われる軽井沢の地元の業者とは異なり、適正価格でお客さまのご要望にしっかりお応えします。


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