知らないと損!外構工事に使える補助金を解説

皆さん、こんにちは。群馬県利根郡みなかみ町を拠点に、外構・エクステリア工事を手掛ける株式会社天照です。


庭や門、塀、玄関アプローチといった外構の工事には、まとまった費用がかかります。外構工事をしたいものの、「予算の問題でなかなか実施できない」「希望よりもグレードを下げざるをえない」といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。


そんな時は、国や自治体の補助金制度を活用するのがおすすめです。補助金を受け取って外構工事を行えば、費用の負担が軽くなり、ワンランク上の工事を行うこともできます。ここでは、外構工事の補助金の種類や申請の流れ、注意点について解説します。


■外構工事の補助金の役割とメリット



外構工事の補助金制度は、国や各自治体(都道府県や市町村)が設けています。補助金の主な目的は、住宅のバリアフリー化や安全性向上、環境改善、地域の美観向上などの促進です。


補助金を活用すると、費用を抑えて気軽に外構工事を行うことができます。結果として住宅のバリアフリー化や安全性向上が実現すれば、生活の質が向上し、より豊かに暮らせるようになるのです。予算が増える分、施工プランの選択の幅も広がり、ワンランク上の工事を実施することもできます。


また、外構工事は内容によっては地域貢献にもなります。代表的なものは、屋上や壁面の緑化です。緑化は街の景観向上や、ヒートアイランド現象の緩和につながります。補助金は条件さえクリアすれば誰でも使えるので、積極的に活用して外構工事を行うのがおすすめです。




■【2024年版】外構工事で使える補助金3選



補助金制度にはいろいろな種類があり、自治体によっても異なります。外構工事に活用できる、代表的な3つの補助金をご紹介します。



・介護リフォーム(バリアフリー化)のための補助金

介護が必要な方やそのご家族のために用意されているのが、介護リフォーム・バリアフリー化関連の補助金制度です。この制度を活用すれば、誰でも安全かつ快適に過ごせる生活空間を整えることができます。


代表的なものとして挙げられるのが、介護保険制度における住宅改修費の補助金です。対象者は要支援・要介護者で、その人が実際に居住している住宅の改修工事に対して補助金が支給されます。対象工事は手すりの取り付けや段差の解消(スロープ工事)などで、最大補助金額は18万円(工事費用最大20万円のうち9割)です。


この他にも、多くの自治体が介護・バリアフリー化のための補助金制度を独自に設けています。外構工事に使える補助金も多いので、ぜひチェックしてみましょう。



・ウッドデッキや木製塀の設置に関する補助金

ウッドデッキや木製塀を設置する際には、「外構部等の木質化対策支援事業」の補助金を利用できます。これはクリーンウッド法に関連して林野庁が実施している制度で、地球温暖化防止や美しい街並み・安全な通学路の確保、災害復興、防音対策などを目的としています。


対象となる工事はウッドデッキや木製塀の設置・リフォーム工事で、補助金額はウッドデッキが上限150万円、木製塀が上限220万円です。なお、工事の資材はすべて、クリーンウッド法に基づき合法性が確認された、合法伐採木材を使用する必要があります。



・雨水タンク設置のための補助金

敷地内に雨水タンクを設置すると、収集した雨水を掃除用水や庭の水やりに活用できます。これは水道水の節約による水道代削減や、水資源の保護につながります。この雨水タンクの設置工事にも、補助金を活用することが可能です。


一例として、群馬県内では伊勢崎市や館林市、長野県では長野市や上田市で、雨水タンク設置に関する補助金制度が設けられています。降水量の多い地域では特に有用なので、ぜひ設置を検討してみましょう。




■外構工事の補助金申請の基本的な流れ



外構工事の補助金を受け取るためには、ルールに従って申請と工事を行う必要があります。まずは、補助金申請の基本的な流れを確認しておきましょう。


※細かい流れは自治体によって異なります。



①自治体に問い合わせる

国の補助金でも自治体の補助金でも、窓口になっているのは自治体です。また、自治体の制度の場合、補助金の対象者・金額・申請期間などは自治体ごとに異なります。


そこで、まずは自治体の窓口に問い合わせるか、公式ホームページで情報を入手しましょう。対象となる工事や申請条件、補助金額、必要書類、交付時期、担当部署、連絡先などを把握しておくと、申請がスムーズに進みトラブルも避けられます。



②外構工事業者に相談し、見積もりを依頼する

補助金を申請する際は、工事の見積もりも必要です。信頼できる外構工事業者を探し、希望する工事や予算について十分に打ち合わせを行い、見積もりを出してもらいましょう。実際の申請作業の多くは施工業者が行うため、補助金制度や申請手順に詳しい業者に相談することが大切です。



③申請を行う

工事内容を決めて見積もりをもらったら、書類を準備して担当窓口に申請を行います。申請書には、工事内容や費用といった詳細な情報を記入する必要があるため、誤りがないようにチェックしましょう。



④交付決定→契約→着工

申請条件をクリアしていて書類の不備などもなければ、申請からしばらく後に交付決定の連絡が来ます。それを確認してから施工業者との契約を行い、工事を開始しましょう。なお、工事は必ず申請書通りの内容で行ってください。申請書と異なる内容の工事を行うと、補助金を受け取れなくなる可能性があります。



⑤工事完了→報告書提出→補助金を受け取る

外構工事の完了後は、自治体に完了報告書を提出する必要があります。完了報告書には、工事の請求書や領収書、契約書のコピー、そして工事の進行過程や完了後の写真などの添付が必要です。


提出した報告書は、条件をクリアしているかどうか、申請書通りに工事を行ったかどうかなどをチェックされ、この審査を通過して初めて補助金を受け取ることができます。なお、多くの場合は施工業者に対して補助金が交付され、工事費用からの値引きという形で依頼者に還元されます。




■外構工事の補助金活用における3つの注意点



外構工事で補助金を活用する場合、申請や工事の進め方において、いくつか気をつけておきたい点があります。もし不備があると、申請が受理されても補助金が支給されないケースがあるため注意が必要です。特に重要な3つの注意点を見ていきましょう。



・申請期限や給付時期を確認しておく

補助金の申請はいつでも受け付けているわけではありません。多くの場合は年度ごとに申請期間が設定され、その期間内に申請する必要があります。また、定められた期間内に工事を完了させなければならないケースも多く見られます。


申請期限を過ぎれば申請自体を受理してもらえませんし、工事を期間内に完了できなければ補助金が交付されません。申請期間は事前に必ず確認し、早めに計画を立てるとともに、施工業者とは工事のスケジュールについてよく話し合っておきましょう。


・予算や件数には上限あり! 申請はお早めに

外構工事の補助金は、国の制度でも自治体の制度でも、予算や受付件数に上限があります。多くの申請者がいる人気の補助金は、早い段階で上限に達してしまい、申請期間内でも受付終了になるケースが珍しくありません。補助金を活用したければ速やかに手続きを進め、予算上限に達する前に申請することが大切です。


・交付決定前に契約・着工すると、補助金が支給されない

補助金を受け取って外構工事を行う時は、補助金の交付が決定してから業者と契約し、工事を開始するのが原則です。交付決定の前に契約・着工すると、補助金を受け取れなくなってしまいます。慌てて契約せず、余裕を持ったスケジュールで確実に申請を行い、交付決定の連絡を待ってください。


なお、工事の完了期限が迫っている場合は、交付が決定してから着工しても間に合わないケースがあるため注意が必要です。トラブルを防ぐためにも、役所の担当窓口や施工業者とは十分に相談し、「交付決定はいつ頃になりそうか?」「決定後に着工しても期限内に間に合うのか?」といったことを確認してから契約しましょう。


補助金を活用するとお得に外構工事ができ、プランの選択肢も多くなります。制度は自治体ごとに異なるため、工事の前に地元の制度を調べてみるのがおすすめです。また、注意点を意識し、正しい手順で申請を進める必要もあります。確実に補助金を受け取るためにも、まずは制度に詳しい地元の業者に相談してみましょう。


天照は群馬県を中心に、軽井沢など周辺エリアでも外構工事を手掛けている専門業者です。これまで多くのお客様から外構工事のご依頼をいただいており、ノウハウと実績には自信があります。補助金制度を活用した外構工事の経験も豊富で、適切なアドバイスや手続きが可能です。補助金制度を利用した外構工事をお考えなら、天照までお気軽にお問い合わせください。