お庭のドッグランは後悔する?失敗しないためのコツを紹介

愛犬家の方にとって、家族の一員でもあるワンちゃんがのびのび駆け回れる住まいは理想ですよね。

その代表的な場所が、庭のドッグランです。


リードから解き放たれ、ストレスフリーで駆け回る愛犬の姿を想像するだけで、思わず目を細めてしまう……という方も多いことでしょう。

またドッグランを上手につくることで、家族にとっても気軽にアウトドアが楽しめる場所にもなります。


今回は、愛犬が健やかに過ごせるためのドッグランづくりのノウハウを、エクステリアのプロがご紹介します。




■快適なドッグランに必要な設備や工夫は?


我が家にドッグランをつくるためには、最低3つの設備が必要です。

そしてワンちゃんが足を痛めない舗装材も重要。

まずはこの2点について解説いたします。



・必要設備は最低3つ!フェンス、扉、立水栓・ガーデンパン


遊びに夢中になったワンちゃんがそのまま外に飛び出しては大変。

したがって、ドッグランは必ず「フェンス」で囲いましょう。

小型犬か中型犬、大型犬で、求められるフェンスのサイズや強度は異なってきます。


大型犬やジャンプ力のある犬種は、飛び越えたり体当たりをしたりしてフェンスを倒してしまうことも。

一方で小型犬は、地面や壁の間にできる隙間をすり抜けてしまう可能性もあります。


ちなみに我が家にお迎えした時はワンちゃんが小さくても、成犬になったら見違えるように体が大きくなって、これまで問題なかったフェンスを軽々倒したり、飛び越える可能性もあります。

犬種によっては成長を見越して、あらかじめ丈が高く、耐久性にもすぐれたフェンスを選ぶと良いですよ。


またフェンスで囲う以上、出入り口となる「扉」も必須。

こちらもワンちゃんが抜け出さないように、「高さ」「すり抜け」には要注意です。


そして自分で開けられない構造になっているのもポイントです。

さらに門扉を設置しておくと、万が一ドッグランの扉の閉め忘れがあっても、道路への飛び出しや脱走防止にひと役買うことが期待できます。


加えて水分補給のための「立水栓・ガーデンパン」もお忘れなく。

とかく最近は暑いので、水分補給は熱中症予防のためにも重要です。

またドッグランで遊んだあと、足をきれいにする際にも役立ちます。

その時は犬がいたずらをしないように、リードフックを取り付けておくのもオススメです。

おとなしくしてくれないと、飼い主も水浸しに……。

ワンちゃんは水遊びができて嬉しいかもしれませんが、びしょ濡れになるのは避けたいですよね。



・舗装材の組み合わせ


室内と同じく庭でも大切なのは、「滑らないこと」。

滑りやすいと足や股関節にダメージを受けてしまい、愛犬も不快に感じてのびのびと走り回ってくれません。

またコンクリートや砂利のような固すぎる素材は、足腰や肉球を傷めてしまうこともあります。


最近の主流は「人工芝」。メンテナンスが不要で耐久性が高いのが特徴です。

遮熱効果が高いタイプや抗菌作用があるもの、静電気の抑制・防止加工が施されたタイプも登場しており、足腰にやさしいだけでなく、1年中、快適にきれいな芝を楽しむことができます。


ちなみに、ワンちゃんの足腰には良くても、メンテナンスする上で大変……という舗装材もあります。

舗装材と夏の雑草対策には以前のブログでも紹介していますので、あわせてご覧になってくださいね。


軽井沢の夏をもっと快適に?意外と知らない夏の天敵と対策をご紹介

https://www.tensho-co-ltd.com/blog/exterior/170328




■おうちドッグランで注意すべきポイントは?



我が家にドッグランをつくって失敗した……というのは、大体がランニングコスト(維持費)が高いという理由や、メンテナンスが大変というケースです。



・ランニングコストの増加


ドッグランはつくった後も、維持費がかかります。

フェンスや立水栓などの設備はいずれ経年劣化しますし、場合によっては修理も必要です。

またワンちゃんの足を洗ったり、ドッグランの洗浄などで、思いがけず水道代がかかった……ということもあるでしょう。



・メンテナンスが大変な舗装材


舗装材として人工芝を紹介しましたが、芝が足腰にやさしいのなら、ナチュラルな天然芝でもよいのでは……と思われるかもしれません。

もちろんNGではありませんが、人間視点で考えた場合、あまりおすすめできません。


というのも、天然芝は人工芝に比べて管理が大変。

冬は枯れて味気なくなってしまいます。

またワンちゃんが地面を掘り返して穴だらけにしてしまったり、土中のミミズを食べてしまうことも。


ミミズを食べた口で家の中のものを舐められたら、たまったものではありませんよね。




■ドッグランはDIYできる?


ドッグランを設置するには、フェンスや扉、舗装材などそれなりに設備費用が必要です。

だったらDIYすれば、外構業者の施工費を浮かせるのでは?と思われるかもしれません。


ちなみに、プロの外構業者に依頼する場合、30万~200万円程度かかると言われています。

金額に幅があるのは、ドッグランの広さや導入する設備のグレードが異なるため。


一方、DIYで作る場合は設備費用だけなので、10万~30万円程度というのが、おおまかな費用相場と言われています。


ただしDIYの場合、あくまで簡易的なものしかできないので、ワンちゃんの安全性を考えるとあまりおすすめできません。

入手できる資材もホームセンターでは限りがあります。


何より、見様見真似でつくってワンちゃんが足を傷めたり、最悪の場合、フェンスの施工が不十分で道路に飛び出してしまったりしたら、取り返しがつきません。


愛犬のことが大切なら、ドッグランは業者に依頼するのが確実です。




■後悔しないドッグランのために


せっかくドッグランをつくったのに失敗した……と、後悔しないためにも、ランニングコストも含めて十分な予算を確保しましょう。


またワンちゃんの犬種や性格、行動をよく理解したうえで、適切な設備を選ぶこともポイントです。


そしてワンちゃんだけでなく飼い主さんも一緒に楽しめる場所にできるのが理想的。

たとえば快適にワンちゃんを見守れるための、テラス屋根を取り付けるのもおすすめです。


ワンちゃんにとっても暑い時期にはテラス屋根の下に入ることで熱中症予防にもなり、冬になったらぽかぽかとした日だまりでリラックスできます。


テラス屋根は人間にとっても便利で、洗濯物の外干しをしたり、ガーデンテーブルを出してティータイムを楽しむことも。

読書やお茶など好きなことをしてリラックスしながら、ドッグランでワンちゃんが駆け回る様子を愛でるひと時は最高ですよね。




■エクステリア工事のエキスパート天照はドッグランの施工も豊富。

愛犬のための快適なお庭づくりのお手伝いをいたします!



天照は軽井沢や群馬県を中心に外構工事を手掛ける、エクステリアのプロフェッショナル。

ドッグランの実績も豊富で、ワンちゃんが快適に過ごせるご提案をいたします。


軽井沢での施工にも対応しており、一般よりも高いと言われ地元業者とは異なり、適正価格でお客さまのご要望にしっかりお応えします。


ドッグランづくりと合わせて、お庭にも手をいれたいという場合は、ワンちゃんが口にしては危険な植物など、人・ペットともに安全かつ健やかに過ごせるよう、きめ細やかなアドバイスもいたします。

予算とご要望をすりあわせながら、最適なご提案をいたしますますので、まずはざっくばらんにお考えになっていることをお話しください。


エクステリアだけでなく、お庭づくりや外壁塗装、別荘のリフォームや新築など幅広く対応しています。どうぞお気軽にご相談くださいね。