冬の寒さでひび割れた土間コンクリートはどうする?DIYではなく業者に依頼するメリットの紹介

皆さん、こんにちは。群馬県利根郡を拠点に外構・エクステリア工事を手がける株式会社天照です。


ふと気がついたら、コンクリートがひび割れていた……?と、びっくりしたことはありませんか?

玄関やアプローチ、外構や駐車場など、ふだん何気なく使っている場所で、突然、ひび割れに気づいたという声をよく聞きます。


ひび割れの原因としては経年劣化もあげられますが、実は冬の寒さが関係しているということも。

今回はなぜコンクリートがひび割れるのか、またひび割れを放置するとどんなリスクがあるのか、そして対処方法などを紹介します。




■コンクリートのひび割れってなんで起こる?



そもそもコンクリートは、なぜひび割れが入るのでしょう。それには、いくつかの原因が考えられます。



・コンクリートの性質が原因


コンクリートは、セメントと水と、砂・砂利(骨材)を混ぜてつくられます。セメントは水と混ぜると固まる性質があり、その性質を利用してコンクリートはつくられているのです。


いわば、セメントと水が化学反応を起こすのですが、その際、熱が生じます。

これを水和熱といい、コンクリートの規模が大きいと90度近くに達することもあるほどです。


さて、温度が上昇するということは膨張するということ。そして温度が下がると収縮します。また熱をもったコンクリートに対し、工事をしている場所の外気温は差があるので、温度差によるひび割れが生じます。


このようにコンクリートの性質が原因となって、乾燥収縮に伴いひび割れが生じるのです。

軽井沢のように年間を通じて涼しい場所では、水和熱と外気温の差が大きいので、ひび割れが起きる可能性があります。



・凍結融解による影響も?


コンクリートは経験劣化などで、目に見えない微細なひびが入り、水分が侵入しやすくなります。そしてその侵入した水分が、コンクリート内部で膨張するということも。

さらにそのあと気温が上がると体積が少なくなるので、膨張で生じた隙間にまた新たな水分が入り込んでしまいます。


こうしたことを繰り返しているうちに、深いところまで水分が入ってしまい、事態が悪化します。はじめは目に見えないようなささいなひび割れでも、こうした現象が積み重なって、ある日突然、表面にひびが入ったように見えることもあります。

これを凍結融解によるコンクリートの凍害といいます。



・融雪剤の影響によるひび割れも?


軽井沢は12月ごろから氷点下を記録し、1月〜2月はマイナス10度を下回ることも。軽井沢では雪はそれほど積もらないのですが、一度雪が降るとなかなか解けずに凍ってしまいます。


そこでよく使われるのが、融雪剤。みなかみ町でもよく使われていますね。

しかしこれが、コンクリートのひび割れの原因になるということもあります。

融雪剤はコンクリートの表面温度を低下させ、すでにご紹介した凍結融解のような、内部での体積変化を引き起こす可能性があります。


また融雪剤には塩化物が含まれていることが多く、こうした塩分がすでにできているひびから入り込むと、コンクリートの劣化を早めてしまうことがあります。



・耐雪用チェーンの悪影響も?


軽井沢や群馬県みなかみ町では路面が凍結して滑りやすくなることがあり、スタッドレスや耐雪用チェーンが必要になることがあります。

この耐雪用チェーンが、コンクリートにダメージを与えるということも。チェーンの外し方や取り付けが適切でなかったり、チェーンが緩んでいたりすると、コンクリートの表面が擦れて、ひび割れの原因になることがあります。


またすでにあるひび割れに耐雪用チェーンが接触すると、ひび割れを広げてしまうということも。金属チェーンによる衝撃をあなどってはいけません。




■ひび割れの対処は、DIYできる?



こうしたひび割れは、DIYで直せないことはありません。

表面的な小さなひび割れ用に、ホームセンターで修復キットが販売されています。

ひび割れや凹部にはコンクリート補修剤を埋め込み、凸部はヤスリで削って平らに仕上げます。

割れて破片が生じた場合は、原型をとどめた小さい破片なら、コンクリート補修剤で貼り付けることは可能です。


ただしコンクリートのひび割れのDIY補修は、あまりおすすめではありません。

DIYはあくまで応急処置として考えましょう。




■なぜコンクリートのひび割れの補修はプロに依頼したほうがよいのか?



・表面のひびだけ直しても内部の凍結融解は止められない


表面の小さなひびをDIYで修復しても、内部で凍結融解が起こっている可能性があります。

DIYではコンクリート内部のことまでは手が出せないので、いくら表面だけ簡易的に直しても、抜本的な解決はできません。

ひび割れが深かったり広かったりすると、転倒事故を招くこともあるので、専門家にみてもらうほうが安心です。



・素人ではコンクリートの種類が判別できない


コンクリートには一般的に使われるコンクリートと、特殊なコンクリートがあります。

特殊なコンクリートの場合は、強度や流動性、発熱性、収縮度など特別な機能をもっているので、素人がDIYで修復するのは難しいでしょう。

そもそも普通コンクリートか特殊コンクリートかの見極めが難しいので、ひび割れの修復はプロに依頼するのが得策です。



・ひび割れの向きで、ひびの原因と対処方法が異なる


ひび割れはさまざまな原因で発生しますが、原因をきちんと見定めないと、適切な補修ができません。

たとえば地面と水平方向にひびが走っていると、それは乾燥や温度変化によるものではなく、コンクリートに大きな負荷がかかってできたものと考えられます。

施工不良が原因という可能性もあるので、安易にDIYせず、エクステリアのプロにSOSを送りましょう。



・プロなら高品質な器具と修復材料で適切な処置を施してくれる


エクステリアのプロは修復専用の工具や修復用の材料をもっています。DIY用のキットは素人でも扱いやすい分、プロが使う材料に比べると長持ちしにくい傾向も。プロにきちんとした道具と材料で直してもらうほうが、耐久性の高い仕上がりになることでしょう。



・プロに直してもらうほうが長い目で見るとおトク


DIYによる補修はしょせんその場しのぎですが、プロによる修復は長持ちするので、メンテナンスの回数を減らすことができます。逆にDIYで見よう見まねで直してみても、結果としてひびを広げてしまうリスクも否めません。

安いからという理由でDIYを選ぶと、結果として高くついてしまうということもあります。

長い目で見ると、プロに直してもらうほうがコストパフォーマンスの点で有利と言えます。


またプロにひび割れで補修に入ってもらった場合、エクステリアで気になることを相談できるというメリットもありますよ。





■軽井沢の外構工事のことなら天照へお任せ下さい!



コンクリートは手抜き工事を見抜きにくく、ひび割れに気づいて当初依頼した業者に問い合わせても、そうしたひびは経年変化で当たり前のこと、と言われることも。あまりにも安すぎる業者には打診しないほうが安心です。


軽井沢のような寒い土地で頼りにしたいのは、その土地の気候風土を知り尽くしたエクステリアのプロフェッショナル。


天照は、玄関アプローチやカーポートやテラス、ブロック・フェンスの設置をはじめ、エクステリア工事において幅広い実績がありますが、拠点としているのは、夏涼しく冬が厳しい群馬県利根郡みなかみ町。軽井沢と似た気候で、アクセス的にも1時間で行けるので、迅速な対応が可能です。


軽井沢での施工実績にも定評があり、設計から施工までワンストップの一貫対応。

金額が高いと言われる地元の業者とは異なり、適正価格でお客さまのご要望に精度高くお応えします。


個人宅の施工実績だけでなく公共工事にも幅広く対応しており、既存の建築をより魅力的にみせるエクステリア工事には定評があります。


エクステリアはもちろんのこと、別荘のリフォームや新築、お庭のメンテナンスなど幅広く対応していますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。



〉〉天照についてもっと知る
https://www.tensho-co-ltd.com/karuizawa




〉〉土間コンクリートの施工事例
戸建て住宅の土間コンクリート工事
https://www.tensho-co-ltd.com/works/house/29290




〉〉その他のブログ記事
【クローズ外構の基礎知識】メリットに加え、後悔する前に知りたいデメリットまで徹底解説!
https://www.tensho-co-ltd.com/blog/exterior/166193

冬が来る前に軽井沢の別荘の外構まわりでやっておくべき対策とは?
https://www.tensho-co-ltd.com/blog/exterior/176528